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パーキンソン病と運動療法

僕はパーキンソン病と告げられた


僕はパーキンソン病と告げられた


66歳、セカンドライフを満喫するつもりが、突然、「パーキンソン病」を発症した。自身が語り考える、パーキンソン病とは?

 
病院の先生から往診を受けている

2017年10月14日、東京都立多摩総合医療センターで診察を受けた。受付で小型端末を渡され、診察の順番が来たらフードコートの呼び出しシステムの様に呼び出してくれる。それまでの時間、自由にカフェでお茶を飲んで待っていることもできるという。近代的な最新医療施設だった。
 
問診で、顔の表情や簡単な指を動かすテスト、歩行テスト等を行い、ドーパミンに作用する薬を処方され、その薬が手の震えなどの病状を緩和させたことで「パーキンソン病」との診断だった。後日、頭部MRI検査、脳シンチなどの精密検査をを受けたが、脳に異常はなかった。 

これで疑いなく「パーキンソン病」が確定された。 

パーキンソン病は、60歳以上の高齢者に多く発症する脳の病気。主な症状は、手足のふるえ(震戦)、動作が遅くなる、歩行時に前かがみになり・転びやすくなる等の運動障害。 
2017年11月、パーキンソン病の薬、Lドーパ(ドパコール)2錠(100mg)1日3回の投薬治療が開始された。ただ、納得いかないのは、「投薬治療」であれば、いつかは完治して「治療」が終わるはずだが「パーキンソン病」はそうはいかず、症状を押さえる投薬治療で、現在の所、病気を治す薬はないのです(近い将来、完治する方法が見つかれば嬉しいのですが…)。
当然、吐き気などの副作用も有り、服用期間が長くなれば、薬の効果が短くなり、量が多くなっていき、病状も悪化していくという悪循環が一生涯繰り返されることになる。終身保険じゃないんだから一生涯は勘弁してほしい!そう簡単に自分では受け入れることができなかった。
 
それからというもの、毎日「Google先生」と病気の研究が始まった。おかげで、パーキンソン病には詳しくなったが、あまり明るい情報は無く、Lドーパの投薬療法がもっとも一般的で、病院の先生も、「楽しい事や好きな事をやって、ドーパミンが増えるようにするのがいい」、「綺麗なお姉ちゃんに囲まれて、楽しい時間を過ごすことが一番効果的な治療になるんですよ」なんて、冗談交じりに言っているし…。
 
であれば、これからのパーキンソン病の治療は、バーやクラブで女の子をはべらすのも、風俗店で気持ちよくなるのも治療行為として認め、国民健康保険で、お勘定を3割負担でお願いできれば、パーキンソン病を患っても、得した気分になりドーパミンも増えるのでは?「厚生労働大臣の根本くん、頼みますよ!」。なんて、ツッコミ入れてる場合ではないですよね。
「アメリカでは運動療法が一般的になっている」など「Google先生」のおかげで様々な情報が知る事が出来ます。中にはパーキンソン病の体操やストレッチなど、具体的に説明しているサイトも有りますが、どれも基本は筋トレやストレッチで運動機能を保つ「筋肉」に主観をおいて考案されたものが多く、パーキンソン病の関連書籍も似たり寄ったりで、特に新しい情報はありませんでした。


手の震え

パーキンソン病とは

60歳以上の高齢者に多く発症する脳の病気で、脳内の神経伝達物質「ドーパミン」が減少することにより、体の運動機能に障害が出るとされています。手足のこわばりや、震えといった軽い症状が体の片側から出始め、ゆっくりと進行します。現代の医学では完治が困難な難病で日本の患者数は12万人で1000人に1人の割合。